「やってみなはれ」の日

秋晴れの休日、
「今日もやってるよ」の一言で
久しぶりに甲府の職人を訪ねました。

水晶の鉱脈があったことから、
石の研磨、彫刻の技が受け継がれ、
やがて日本の一大ジュエリー産地となった甲府。
広い盆地は四方を山々に囲まれ、
人々の営みと自然のコントラストが美しい場所です。

生憎この日、富士山は望めませんでしたが、
しばらくジュエリーの世界から離れてしまった私を
職人は変わらずおおらかに迎えてくれました。
聞けば技術もさらに磨かれたとのこと。
普段の飄々とした姿と職人としての一面、
このバランスがとても居心地よく、
ついつい時間を忘れ長居してしまうのが常。
この日ももれなく。

最後に彼から言われた「やってみなはれ」は
サントリー創業者の口癖からの引用でしたが、
心許ない現状の私にとっては
またここから、と奮い起つに十分な一言でした。

10年ほど前、はじめて甲府を訪れ見知った驚きは、
常に現場と近くありたいと思うに至る、大切なきっかけ。
変わらずここにあり、あり続けて欲しいと願って、
前進あるのみ。

関連記事

  1. 一つの節目を迎えて

  2. 心躍る副産物

  3. 新古入り混じるもの

  4. 抱えきれないからこそ

Calendar

2018年10月
« 9月   11月 »
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
PAGE TOP